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kurenai

 

2016
8月 19
(金)
19:11
亡き人は龍の如く
前の日記 (カテゴリー 未分類
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私は、兵庫県生まれ

福岡育ちなのだが



物心ついた頃から


自分はいずれ

北海道に住むんだなと

おぼろげに、感じていた



そして、今

こうして札幌に拠点を置き

生活を送れているが



10代、20代の時に

北海道へ移り住もうと

計画を立てた時には

親の反対などで

実行に移すことは叶わなかった



30代の時

私は、出版社に勤務していて

北海道に本社のある企業と

仕事をする機会を持った


当時

総務部の窓口だった

主人との出会いが

人生の流れを変えた


3年後、再婚し

彼の住む札幌へと

移住する事となった


受け身な私らしい流れだった



結婚相手と出会うと

必ず、私のガイド(守護霊)は

メッセージを届けてくる


シンプルでとても厳しく

容赦ない

だからか、私もいつも反抗する


現実的な努力と根性で

自分が

道を拓くのだと!



だけど、いつも

参りましたと、言葉をなくし


立ち尽くしてしまう結果と

向き合う事となる



彼と結婚を決めた時


「 看取る 」

という言葉が、降りてきた



当時、私の解釈は

ふたりとも高齢になり


年老いた私が

年老いた彼を、看取ることになると


だから

長い時間、一緒にいられるんだと



万が一、何かあっても

私が、その運命を変えてみせると



愛情あるがゆえ

ガイドからの言葉は打ち消し

自身で

強い決意を固めた




が…結婚生活一年で

彼は亡くなった


仕事帰り途中の、心臓発作だった



亡くなる二週間前

家族で外食をした帰り道


駅近くに

優しい灯りでライトアップされたお店が

目に入った


きれいな木目調の

インテリアが並んだ

家具やさんのようだった


引き寄せられるように

中に入ると

それは家具ではなく

お仏壇だった


桜の樹を使用し造られた

落ち着いた

ベージュ色のお仏壇


扉を開けて

初めて、仏さまの物だとわかる


「 私、これがいいな♪ 」


まだ、遠い未来であるかのように


私は

彼と娘に笑顔で

言った気がする


一目惚れした

桜の樹のお仏壇は

陽のあたる明るい部屋で

今、静かにおさまっている



亡くなる前日


それまで私は

彼のお財布に

触ることはなかったのだが


何故か

自宅住所と、私の名前を

書き記したメモを

お札に紛らせ、忍ばせた


彼が嫌がり

何処かで捨ててしまったら

また

それはそれで仕方ないとも

思いながら


強い信念がある訳でもなく

ただ、

身体が、勝手に動いていた


前日、喧嘩もした


ごめんねは

いつでも言えると思っていた



そして

彼は亡くなった



人の生き死にを

人が、変えようだなんて


なんて

傲慢な考えを持っていたのだろう


ごめんね

ありがとう


何故

生きてるうちに

ちゃんと言えなかった?



亡き人は

どこか、龍と似ている



龍と聞いて

その姿を

想像できない者はいない


だけども

この世で、実際にその姿を

見た者は

誰もいない



だから私は、つなぎ人となった。




ひとしきり

書いたあとに


久しぶりに

お風呂の中で泣いた



温かい湯船に

浸かっていると


ふと

頭の中で、音楽が聞こえてきた


森高千里さんの

「 17才 」



♪ 誰もいない海


走る水辺の眩しさ


息もできないくらい





私は、今、生きている


私は、今、生きている ♪